なぜ在庫が合わないのか。

在庫差異。。。
帳簿上の在庫と実地棚卸しをした在庫数が異なることです。

どの企業も製品、部材、仕掛け品…などと分けてしっかりと管理されていることでしょう。
それでも、
帳簿上の在庫数と現物の在庫数はなかなか合いません。一致することはかなり稀です。

要因は様々なものが考えられます

・台帳への記入、入力のタイミングがずれている。
・営業担当がサンプルとして持ち出したが、在庫の引き落とし処理をしていない
・棚卸の際に、数をカウント間違いしたことに気づかない
…etc 
挙げだすときりがありません。

在庫差異は、「物の損失」、結果的には「お金の損失」です

対処法は??

棚卸差異の対処法にはいくつか方法がありますが、最も効果的なのは下記の2点でしょう。

その1 :毎日検品(棚卸)する
可能であれば、毎日商品の動きを把握し、業務終了時には実際の在庫数と帳簿在庫の数を確認できるとベストです。
一斉棚卸のように、その日入出荷した分の在庫さえ確認できれば良いので、数分~30分程度あれば完了するでしょう。
日々の業務となると一見負担なように思えますが、定期的な一斉棚卸の際に多くの人件コストを割くことも企業にとっては好ましくないはずです。
適正な在庫数を把握するために有効なやり方です。
毎日手作業で実施するとなると面倒ですが、定期業務をシステム化することで効率的な作業になります。
・在庫のバーコード管理
・帳簿在庫と実在庫との差異を自動でチェック

商品点数がさほど多くない、店舗での管理に向いています。

その2 :データ上の情報と現物の動きを一致させる
入出庫に動きが出たら、すぐにデータに入力しましょう。
「あとでいいや」とと、この処理を後回しにすると、入力忘れ、やミスなどの在庫差異を引き起こす原因となります。
また、 現場の在庫管理と帳簿上の在庫管理の、場所も担当者も分かれている企業様を多く見かけますが、
このちょっとしたタイムラグが在庫のずれにつながってしまいます。
・連携のとれたシステムの導入
これにより、情報をリアルタイム(もしくはそれに近い形)で連携させることが大切です。

来月6月は、棚卸を行う企業が多くなります。この時期にあらためて在庫差異を無くす方法について考えてみましょう。

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